ネジバナの名は
下から上へ茎に巻きつくかのようにピンクの小さい花が連なり咲いている。ネジバナである。
以前、ネジバナを近所で見かけたが、いつのまにか消えてしまった。そのネジバナと数年ぶりに再会、しかも一度に二本。それらを見ていたら、茎に巻きつき咲く様子が一つは右巻きだがもう一つは左巻きになっていることに気づいた。じつはネジバナの花の右巻きと左巻きの出現率はほぼ同数で、上の写真のような光景は珍しくないらしい。
ネジバナは、東アジアに広く分布し日本にも古くからあり、他の草に混じって野原や道路沿いでも見られるとされている。とはいえラン科の植物なので愛好家もいて、山野草として扱う店もあるそうだ。
それにしてもネジバナという名はじつに分かりやすい。以前見たブラシの木もそうだが、花の形を見たままである。
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