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2023/10/28

晩秋の候

 先日「色づく柿の実」を報告したが、ここ数日で葉も紅くなりはじめた。

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 昼間の日差しのある時間帯は、少し暑いと感じることがあるが、朝晩はしっかり冷え込んできた。とくに朝は長袖シャツだけでは寒くて、フリースのジャケットを羽織りたくなる。もしかしたら体が寒暖差に影響されやすくなったかもしれないが。

 これは私だけかと思ったら、エキナカ・カフェで斜め向かい側に座っていたオジサンは席を離れるとき薄手のダウンジャケットを羽織りはじめた。さすがにそれは大げさでしょうと一瞬思ったが、いやオジサンはこれから寒い地域へ旅行するのかもしれないと思い直した。なにしろここはエキナカ、旅行の可能性は十分ある。

 それにしても今年は暑い日が続き、ようやく涼しくなったと思ったらもう晩秋。年々、秋が短くなる印象があるが、今年はそれがさらに加速したような。

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2023/10/25

赤トンボ2023

 葉の上にトンボが止まっていた。それは、まるで絵に描いたような赤トンボ。

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 数日前にもトンボを見かけたが、そのときは忙しく飛び回りあっという間に飛び去った。今回見かけたトンボは、風に煽られながらも葉にしっかり止まっている。この差は何だろうか?

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2023/10/20

銀木犀(ギンモクセイ)に出会う

 今の時季、住宅街を歩いていると突然甘い香りに包まれることがある。金木犀(キンモクセイ)の花の香りである。

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 先日も、大通りから路地に入りしばらく進んだら金木犀の香りが漂ってきた。近くにあるだろうと見回したら、路地左側の植え込みの中にオレンジ色の小さな花が見えた。

 同時に、その金木犀の隣に白い花をつけた木があることに気づいた。それは樹形も、葉の形も、花の形も金木犀にそっくりだが、花の色が白い。これは銀木犀(ギンモクセイ)のようだ。

 銀木犀という木があることは図鑑で金木犀を調べたとき同じページに載っていたので知っていたが、実物を見るのは今回が初めてだと思う。金銀が並んでいたから区別できたが、もし銀木犀だけなら色の薄い金木犀だろうと見落としていたかもしれない。

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2023/10/14

色づく柿の実

 ようやく昼間の最高気温が25℃を下回り、朝晩は涼しさを通り越し少し寒く、空気もカラッとして秋の到来を肌で感じるようになった。

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 さらに目からも秋を感じる、近所の柿の実が色づき始めたのだ。その実は小さいが、数は去年よりずっと多くなっている。

 一般には当たり年や外れ年で通じるだろうが、農業の世界ではたくさん収穫できる年を表年(おもてどし)と少ない年を裏年(うらどし)と言うそうだ。ミカンやカキやリンゴは隔年でこれらを繰り返すとされている。

 となれば住宅街のこの柿は、今年が表年だろうか。

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2023/10/09

木瓜(ボケ)の実

 ときどき立ち寄る公園、昨年は鈴なり状態(たぶん20個ぐらい)だったカリンの実が今年はわずか2個しかない。今年は実ものは不作かと思ったら、豊作のものもある。下に載せた写真がそれ。

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 駅へ向かう道沿いで見かけた、細い枝にびっしりなっている実である。これは春に朱色の花をつけていた木瓜(ボケ)の今の姿。下の写真(今年3月撮影)がその花の様子で、このときからびっしり密集していた。

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 ところで生のボケの実は固く渋くて食べられないそうだが、梅の実のように酒に漬け込んで果実酒にすることができ市販品もあるそうだ。ボケ酒と書くとちょっと語感がどうかとなるが、ボケの漢方での呼び方にならってモッカ酒とすればなんとなく体に良さそうと思ってしまう。

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2023/10/04

線路際のヒガンバナ

 先日の「秋の定番草花」のなかで線路際にヒガンバナがあることを書いた。それをいつも通る道から見たのが下の写真である。

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 ヒガンバナはどこと問われそうな写真だが、コンクリート・フェンスの根元付近に赤いものがわずかに見えている。回り道をして反対側から見たのが下の写真。間違いなくヒガンバナである。フェンスのぎりぎり外側だから鉄道用地ではないが、この状況なら線路際のヒガンバナと呼んでよいだろう。

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2023/10/01

キバナコスモスにとまるオオスカシバ

 神社近くの道路沿いにキバナコスモスが咲いていた。

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 その花を見ていたら突然真っ黒な大きなハチが視界に、あわててバックからカメラを取り出し撮影しようとしたら逃げてしまった。その直後に今度は赤黄黒のカラフルな虫が飛んできた、付近ではこのコスモスしか咲いていないので入れ替わり集まってくるのだろう。

 それはよくハチと間違えられるが、じつは蛾(ガ)の仲間であるオオスカシバ。名前に透かし羽(スカシバ)とあるように羽が透明、写真では分かりにくいが、羽を高速に動かしホバリングしながら花の蜜を吸う。

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