ハナカタバミに出会う
線路沿いの草の中にムラサキカタバミに似た草を見かけた。
葉はハート形が3枚あつまり花もピンクでムラサキカタバミに似ているが、その花径が3㎝ぐらいありはるかに大きい。これはハナカタバミのようだ。牧野植物図鑑によれば、ハナカタバミはアフリカ喜望峰地方原産、江戸末期に渡来、九州で帰化とある。(喜望峰は南アフリカのケープ半島の南西端の地)。
原産地南アフリカからヨーロッパやアメリカに渡り、さらに巡り巡って江戸時代の日本に渡来した植物は他にもある。たとえばゼラニウムやグラジオラス、フリージアなどもそうらしい。
南アフリカの名は、2015年ラグビーワールドカップで日本と対戦したことで一気に身近になったが、植物の世界でははるか前の江戸時代から日本と繋がっていたのだ。
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