コンパクトカメラ番外編第3弾はSONY DSC-T30デジタルカメラ。その発売は2006年、発売早々に新宿のカメラ量販店で購入した。
SONY DSC-T30は、38-114mm F3.5-F4.3 ズームレンズ付きデジタルコンパクトカメラ。重量は電池(専用電池)・メモリー込みで約169g。イメージセンサーは有効画素数720万の1/2.5インチCCD、最短距離は50cm(マクロ時はワイド端で8cm、テレ端で25cm、さらに拡大鏡モードにすると1cm)、液晶モニターは3型、メモリーカードはメモリースティックDUO。
ポケットに入る薄型ボディのこのカメラは、望遠でもレンズがまったく飛び出さない。この薄いボディによくぞズームレンズを組み込んだと感心したら、レンズ光路にプリズムを入れて屈折させているらしい。動作は爆速とはいかないが、撮影・再生ともにスムーズ。スイッチやボタン類が小さいので操作し難いときがあるが、ボディの小ささをとれば受け入れるしかないだろう。
私のT30は、写真で分かるように満身創痍。ボディに擦り傷が多数、液晶画面も一部表示が欠けている。じつは、このカメラは出張・散歩のお供としてもよく持ち歩いた。後継として新機種を購入したがそれが壊れたので、この古いT30へ逆戻り、結局、一番長く使ったコンパクトデジカメとなった。
下の写真は2006年9月に撮影。
しまってあったT30を久しぶりに取り出し、バッテリーを充電し電源をいれてみた。しばらく使っていなかったので心配だったが、どうにか動作。ときどき撮影モードが切り替わらない、撮影結果が表示されないなど不安定のところがあるが、散々酷使したのでこのぐらいの不具合は許したい。薄型ボディのこの形式のデジカメはメモ用として便利だったが、最近はまったく見かけない。いまはメモとなればスマホの守備範囲だから、薄型デジカメが消えたのは当然の成り行きだろう。
下の写真は、動作確認のため2023年12月9日撮影。
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