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2023/12/29

今年のメジロは・・・

 毎年この時季に見かけるメジロが今年もやってきた。

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 いつもは体の大きいヒヨドリに追い払われてしまうメジロだが、今年はそのような光景が見られない。ヒヨドリは枝に残る熟した実を啄み(ついばみ)、メジロは剪定で落とされた実を啄んでいる、どうやら棲み分けをしているようだ。

 今年はクマが市街地に出没したことが度々ニュースになった。本来なら山にいるクマがなぜ市街地に下りてきたのかの理由として、クマの主食となる山にある木の実(ブナやドングリ)の不作が原因だろうと説明されていた。食べ物の過不足はクマの行動に大きな影響を与えるらしい。

 メジロとヒヨドリの棲み分けも、似たようなものかもしれない。ただしこちらは食べ物不足でなく、十分にあることが関係していそうだ。この先、冬が深まり枝に付いている実が食べ尽くされたら新たな展開が起きそうだが、いましばらくは平穏な光景が見られそうだ。

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2023/12/27

今日は今年13回目の満月の日

 ラジオ深夜便各地の話題コーナーで、今日(12月27日)は今年13回目の満月の日との話があった。私は半分寝ぼけてどういうことか分からないまま寝てしまったので、朝起きてから調べてみた。

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 調べたら、これは太陽暦(1年365日)と太陰暦(1年354日)の11日間の差により生ずるもので、簡単にいえばその年の最初の満月が1月11日以内だと、その年は13回満月があるそうだ。たとえば2023年の最初の満月は1月7日だったので、今年は13回目の満月がある年となる。上に載せた写真は2023年12月27日撮影。

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2023/12/22

冬植物図2023

 ようやく紅葉が始まったが、あっというまに色が失せて薄茶色になってしまった。始まりが遅ければ終わりも遅くなり冬になっても楽しめるかと期待したが、どうもそうではないようだ。

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 昨年と同じように剪定ゴミを集めてみた。たぶん昨年と変わらないだろうと思ったら、新顔が紛れている。たとえばピンク色のサザンカの花、茶色の丸いものはお茶の木の実、紅い万両の実、これらは今年が初登場。カキは去年は不作で見かけなかったが、今年は豊作のようだ。

 昨年はあったが今年見かけないものは何だろうか?じっくり見比べたら、今年はヒヨドリジョウゴの紅い実がないことに気づいた。そういえば夏に咲くヒヨドリジョウゴの小さな白い花を見なかったような、どうやら消えてしまったようだ。

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2023/12/15

イソギクに出あう

 ときどき立ち寄る公園の通路に沿って背丈の低い草が植えられている。しばらく前から小さな黄色い花をつけていたが、草丈が伸びるとともにその花が大きくなってきた。

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 調べてみたらこれはイソギクらしい。イソギクは漢字で磯菊と書き、その名は海岸沿いの磯近くに生える菊に由来するそうだ。

 花が少なくなり景色がモノクロームに変わりはじめた初冬、イソギクの鮮やかな黄色い花は遠くからもひときわ目立つ。その花にぐっと近づくと、花の蜜を求め虫が集まっていることに気づく。じつは上に載せた写真にも虫が写っている、中央で羽を広げているのはハナアブだろう、左上にも虫がいるがこちらは種類不明。

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2023/12/09

もう一度コンパクトカメラ・番外編・SONY DSC-T30

 コンパクトカメラ番外編第3弾はSONY DSC-T30デジタルカメラ。その発売は2006年、発売早々に新宿のカメラ量販店で購入した。

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  SONY DSC-T30は、38-114mm F3.5-F4.3 ズームレンズ付きデジタルコンパクトカメラ。重量は電池(専用電池)・メモリー込みで約169g。イメージセンサーは有効画素数720万の1/2.5インチCCD、最短距離は50cm(マクロ時はワイド端で8cm、テレ端で25cm、さらに拡大鏡モードにすると1cm)、液晶モニターは3型、メモリーカードはメモリースティックDUO。

  ポケットに入る薄型ボディのこのカメラは、望遠でもレンズがまったく飛び出さない。この薄いボディによくぞズームレンズを組み込んだと感心したら、レンズ光路にプリズムを入れて屈折させているらしい。動作は爆速とはいかないが、撮影・再生ともにスムーズ。スイッチやボタン類が小さいので操作し難いときがあるが、ボディの小ささをとれば受け入れるしかないだろう。

 私のT30は、写真で分かるように満身創痍。ボディに擦り傷が多数、液晶画面も一部表示が欠けている。じつは、このカメラは出張・散歩のお供としてもよく持ち歩いた。後継として新機種を購入したがそれが壊れたので、この古いT30へ逆戻り、結局、一番長く使ったコンパクトデジカメとなった。

 下の写真は2006年9月に撮影。

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 しまってあったT30を久しぶりに取り出し、バッテリーを充電し電源をいれてみた。しばらく使っていなかったので心配だったが、どうにか動作。ときどき撮影モードが切り替わらない、撮影結果が表示されないなど不安定のところがあるが、散々酷使したのでこのぐらいの不具合は許したい。薄型ボディのこの形式のデジカメはメモ用として便利だったが、最近はまったく見かけない。いまはメモとなればスマホの守備範囲だから、薄型デジカメが消えたのは当然の成り行きだろう。

 下の写真は、動作確認のため2023年12月9日撮影。

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2023/12/01

絵に描いたような紅葉

 紅葉と言うと真っ先にモミジを思い浮かべるが、晩秋に葉を紅くするのはモミジだけでない。たとえば街路樹のハナミズキもサクラもこの時季に紅葉する。

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 いま清澄庭園の中之島にある一本の木が鮮やかに紅くなっている。まるで絵に描いたような見事な紅葉なので、人工木(フェイクツリー)ではないかと疑ってしまうほどだ。

 これはハゼノキ、もちろん本物の木。その実を蒸して抽出した樹脂成分が木蝋(もくろう)として和ろうそくの原料となるので、ハゼノキは江戸時代に盛んに栽培されたそうだ。

 この歴史的背景を知れば、江戸・明治の風情を残す庭園にハゼノキがあることにうなずける。

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